茜色に焼かれるの生活のレビュー・感想・評価

コロナ禍の日本に立ちこめる鬱屈とした空気感を真正面から描いた意欲作。ひたすら理不尽な出来事に振り回され、自身の生の意味を問いながら、それでも生きることを諦めない姿に感銘を受けた。コロナ禍での貧困問題だけでなく、高齢者ドライバーの事件を取り上げた姿勢を評価したい。尾野真千子の演技はもちろん、片山友希も良かった。