芝居こそが真実なのよ。
女優尾野真千子に言わせた、幾重の意味を孕んだそのシーンだけでも、今観るに値する映画だったと思う。
誠実な人々が、不誠実な社会とコロナ禍によって陥る不幸のスパイラル。弱い者は…
ホームセンターの花売り場で働く母親に上司は優しく声を掛ける。だが彼女は僅かにはにかむような微笑を浮かべた後、黙々と手元の作業に戻る。彼女の表情からはほとんど喜怒哀楽が感じられない。誰に何を問いかけ…
>>続きを読む51本目
シングルマザーの田中良子は7年前夫を亡くし、
現在は生花店のバイトと、夜の花屋(隠語)で息子の生活を支えている
夜空はいつでも最高密度の青色だ、生きちゃったなど、
近年は貧困や社会的弱…
今年1で観るのが辛い映画だけれども、今年だからこそ観た方が良い映画です
ルールを守っているのに、ルールに苦しめられる。
人に優しくしてるのに、人に無碍に扱われる。
幸せになりたいのに、次々と厳しい現…
石井裕也監督の映画を観る度、失礼ながらこの人は変わり者では…と思っていたのですが、この作品の主演、尾野真千子さんのインタビューを読んだら「石井監督は変態」という言葉が出てきて、やはりそうなんだ!と納…
>>続きを読む石井裕也監督作品
こんなにも生きにくい時代だからこそ、“愛”の底力をまざまざと見せつけられる素晴らしい人間賛歌
まさにこのご時世、普通に生きていくことはとても大変な事で、弱者ほど振り回されてしま…
石井裕也さん監督・脚本は「川の底からこんにちは」が大好きでclipしていて、運良く東京に居るときに公開通知があったので初日鑑賞!
面白かったのがどこで何をしようとも淡々と右下に表示される出費費用の…
茜色に焼かれる 観ました
尾野真千子、琴線に触れた。
左こめかみの、シミぼくろ…、
それは10年前の朝ドラ、
『カーネーション』以来です。
咄嗟に『あ、まだあるやん』思た。
『なんで?』とも思た。…
夜空はいつでも最高密度の青色だも、生きちゃったも、映画館で石井裕也の作品を見た後はいつも歩いてる。一時間、二時間平気で歩く。何故か体が疼いてきて動かずにはない。
茜色に焼かれるも同じ。ずっとエネル…
©2021『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズ