片腕マシンボーイ

THEATERSの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

THEATERS(2021年製作の映画)
2.7
ミニシアターを舞台にした短編オムニバス、映画館舞台映画は良作多いし、何より矢作穂香ちゃんと和田光沙の出ているやつがあるっぺえから公開終了間際に観てきたぞ!

くぅ!和田光沙の出ている3本目は唯一まともに観れるクオリティやし、和田光沙がめちゃ魅力的やったから良かったものの……
まぢ矢作穂香ちゃんの出ている1本目とか、ちょいちょい、あ!穂香ちゃんやぁ……なるもののほぼほぼおネムよ、そもそも前日の忙しさもあってか朝起きた瞬間からまだまだ眠かったんやが、ユーロスペースで流れる予告編ってさ無駄に眠気を誘うヨーロッパ系の作品多いからばさ、マシンボーイってばユーロスペースで映画観る時毎回予告編の時間にだいぶ睡眠方向に引き摺られる気がするんよなぁ!ぷんぷん

まぁそんなこんなで1本目ほとんど覚えてないんで、マシンボーイのレビューは2本目からで失礼します



2本目「シネマコンプレックス」 スコア2.2
主演俳優のスキャンダルで上映が無くなった映画の監督が、なんとか思い出の映画館で自分の撮った映画観たいんや!つって拳銃片手に映画館ジャックすんぞって話

うん、あらすじだけ読んだらかなり面白くなりそうな気もするが、めちゃんこおもんなかった!コメディタッチで進むものの基本的には滑り倒しているとしか言えないし、本作のみならず、劇中劇(映画館ジャックする監督の撮った映画)のクオリティも酷すぎて、二重苦でしかなかった
唯一褒めるべきとこがあるとすれば映画館スタッフの女の子のスナップの効いた平手打ちの素晴らしさくらいか?

え!「スモーキング・エイリアンズ」の監督や「2085年、恋愛消滅」の脚本書いている人が監督してるん?あんな傑作残している人がなぜこんなポンコツを……



3本目「俺と映画と、ある女」 スコア3.7
長年苦労しようやく1本の長編映画を撮りあげたぞ!作品と共に上映してくれる広島のミニシアターへとやってきたんやが、そこである女性と出会い、強引に童貞を奪われてしまったんやが……って話

これは「生きててよかった」の監督作品やから観る前から何気に期待はしていたんやが、ダントツやったね、何より今野の童貞を奪うスナックのママ役の和田光沙が素晴らし過ぎて、あ〜ワシも泥酔した和田光沙に強引に童貞奪われた挙句に、翌朝、……誰だっけ?保険屋さん?なんて言われる人生でありたかったなぁ!なった
…………うん、さすがに言い過ぎた、あれは多分ちょっとヘコむ、スンスン

ただそれからまた数年後に再開した今野と和田光沙のやり取りが素晴らしくてね、「生きててよかった」の時の長井短といい、この監督の女優さんの魅力を引きだす能力は同じ男として信頼しかねぇなぁ!絶対に撮りながら好きになってるよなぁ、ってバンザイした


4本目「colorful」 スコア2.1
両親を亡くした男の子が叔母に連れられて児童擁護施設に行くことになるんやが、その途中で昔閉められたハズの映画館での上映会に遭遇すんぞ!って話

あ〜これはきっとキチガイ殺人鬼の渡辺哲さんが映画を餌に子供たちを集め、次々と血祭りにあげるやつに違いねぇわ!ってハラハラドキドキ観ていたんやが、あれ?何故か渡辺哲さんは殺人ピエロに変貌することもなく……サラッと良い話風に終わった、別に良い話でもなかったけど


ってことで1本目の「銀幕エレジー」は矢作穂香ちゃん出ているとはいえ、1作目がおもんなくて津田寛治出てんのに2作目までたどり着けんかった「報復」の監督作やからば期待値低いしなぁ……
とりあえず3本目と、そのヒロイン和田光沙の素晴らしさだけ見とけばあとは……なガッカリオムニバスでしたねぇ、ミニシアター映画にキュンキュンしたければ今年はやっぱり「銀平町シネマブルース」やなぁ!