この頃の三船は観ているだけで面白い。一方、志村喬(の役)の情けなさよ。なんともカリカチュアライズされていてわかりやすい。
そして森雅之の悪党ぶり。今となっては三船や志村の陰に隠れがちだが、名役者であ…
冒頭の結婚披露宴のシーンから天才的に面白い。このシーンの推進力は「天国と地獄」の冒頭に匹敵するのでは。展開が進むにつれて活劇的になってくるので、題材の割にはどんよりならないのも黒澤映画という感じ。西…
>>続きを読む開始早々コッポラか!ってなったけど、ちゃんと映画として撮っててさすがだなと思った。
で、後からwikiで確認したら本当にコッポラが参照にしたと書いてあったので「俺すげー」ってなった。
記者団はやたら…
披露宴の集団的なざわめきから物語は始まり、ビルをかたどったケーキに細かく作られた窓の一つに薔薇が刺さっていて、そこから飛び降りた会社員が居るという。ぶつ切りに途絶える騒々しさ、環境音の配置がやけに印…
>>続きを読む西を演じている三船敏郎がオッサン過ぎる。
私生児で父親と一緒に暮らした事が無いのに、復讐考えたりする?
しかも、演じるとしても20代くらいの役者さんの方が妥当じゃないかな。
「これが古谷の息子か!?…
このレビューはネタバレを含みます
黒澤明らしさ全開で社会のあり方を問題提起した映画。
葬式で明るい音楽をレコーダーから流すシーンは異常さを際立たせる対位法を利用している。
また、「天国と地獄」同様、画面に入っている全員の表情が分かる…