GaPTooth

アパッチの太鼓のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

アパッチの太鼓(1951年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

はい。太鼓の音で始まりましたよ。

1880年。
アメリカ南西部の山地にメスカレロ・アパッチ族の太鼓の音にのせて首長ビクトリオの言葉が轟いた。
「北の白人とメキシコの白人が大地に境界線を引き、我々は食料を求めて旅が出来なくなった。戦士は飢えによって力尽き白人はアパッチ族を滅ぼし我々の声は空に消える」
飢えたアパッチ族は蜂起し交易と銀山で賑わう白人の入植地を襲った。スパニッシュ・ブートもその町の1つだった。

スパニッシュ・ブート。
正当防衛とはいえ賭けのトラブルでロイを殺してしまった賭博師のサムは、町長のジョーから町を出るよう命令される。つまり追放ってこと。

追放されて隣町に向かう途上、先に出発した娼婦たちの馬車が倒れて散乱し、彼女たちが殺されているところに遭遇。微かに息のあった御者から「アパッチ族に襲われた」と聞いたサムは町に引き返し、教会で礼拝中だった町長に「アパッチ族が町を襲ってくる」と告げる。
サムの言葉を信じない町長だったが、明らかにアパッチ族の矢が複数刺さった、つまり襲われた馬車が走り込んできたことで人々は騒然となる。

そうして初めてサムの言葉を信じた町長らは協議の結果、1人の若者が騎兵隊へ助けを求めるために砦へ向かわせるこてになる。が、若者はアパッチ族に殺されてしまい、その死体が飲料用の井戸に投げ込まれているのが発見される。

さて、女や子の為の飲み水がない。
そこでサムが有志を募り水を汲み行ったは良かったが、帰り道でアパッチ族の襲撃に遭う。
皆を逃がした後、サムと牧師がアパッチ族に相対する。死を覚悟で撃った最後の一発がアパッチ族の首長ビクトリオに命中。ビクトリオは死にはしなかったがアパッチ族は去っていった。

九死に一生を得た2人は砂漠をひたすら歩く。サムは牧師に自戒の言葉を吐露するのだった。
諦めかけた!その時!騎兵隊が現れて救出される。が、町長の訴えによってサムは逮捕されてしまう。

クライマックス( ノ^ω^)ノ
アパッチ族による襲撃は激しく、多数の死者を出した。残りの町民は教会に立て籠りなす術も見つからない。
窓が高い位置にしかないために外の様子は分からない。
いよいよアパッチ族の太鼓が鳴り響き、歌声が響き渡る三ケ所ある窓からアパッチ族が1人ずつ1人ずつ躍り込んできた!コレは怖いヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ...
が、確実に始末していくサムたち。

アパッチ族の太鼓の響きに対抗するように歌を歌う。
と、1人のアパッチ族が白旗をあげて窓から顔を覗かせた。「医者はいるか。ビクトリオの傷を治療すれば立ち去る。もしビクトリオが死んだら皆殺しにする」という。

本気で襲われたら死ぬしかない。
朝まで待てば騎兵隊がくる。
だったら医者のふりをしてビクトリオの傷を治療して騎兵隊がくるまでの時間稼ぎをするのが得策かもしれない。

町長のジョーが医者のふりをしてビクトリオの治療に専念するが、朝方ビクトリオは死亡。ジョーは殺されてしまう。

万策が尽き、牧師が祈りを捧げる。
教会のドアに火がつけられ🔥ボーボー🔥燃え始める。
太鼓の音が響く。
窓から侵入するアパッチ族。
遂にドアが燃え尽き始め、アパッチ族の矢や弾丸が雨あられと放たれ始めた時!騎兵隊のラッパの音が鳴り響く( ノ^ω^)ノ

騎兵隊の到着でアパッチ族は撃退されましたよ、で終幕(*’ω’ノノ゙☆パチパチ

コレ、面白いですかね?!
よくある設定、有りがちな展開、ご都合主義な演出、西部劇あるある三拍子が揃ってる凡庸な作品だと感じたのだけども。
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