片腕マシンボーイ

魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャーの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

3.5
やっぱりマシンボーイはメリケンのヒーロー映画よりも日本のヒーロー映画のが好っきゃなぁ!ぺろぺろ
はっきり言うけどマシンボーイはハーレイ・クインなんかよりも、ヨドンナ様に足蹴にされてキノコからトロトロのお汁絞り出されてぇやぁ、ぺろぺろ

ヨドンナが家出してきたクレオンをとっ捕まえるとカントクマイナソーを生み出し映画の中に人々を閉じ込めてしまったぞ!リュウソウジャーやキラメイジャー達もヨドン映画の中に閉じ込められ、ヨドンナがプロデュースするヨドン映画に無理やり出演させられることに、この映画が完成し世に放たれると、観た人から闇エナジーがヨドンナの元に集められてしまうんやが!って話

まぁね、マシンボーイってばキラメイジャーは全然ハマっていなかったからばヨドンナ様もそないに好きなワケでは無かったんやが、改めてちゃんと観たらば、暴力的で無愛想でトゲトゲしていて目付き悪くて……めちゃキュートなのな!
うん、マシンボーイ的スーパー戦隊の悪役超一軍のエスケイプ様や腑破十臓には流石に及ばないけども、血祭慟哭、風のシズカ、バスコ、メレ、ドグラニオ、ケガレシアなんかと並ぶレギュラーメンバー入りは確定な素晴らしいヴィランっぷりで、うひゃ〜マシンボーイもヨドンナ様に叱責されてぇぞぉ!ってちょいチビった

しかしね、まぢムカつくんはマシンボーイが大嫌いなリュウソウゴールドのカナロよ!相変わらず惚れやすいカナロやからな、案の定ヨドンナ様に一目惚れするんやが、ヨドンナ様が悪者やと知るとなんて言ったと思う……「澱んだ心は俺の相手には相応しく無い」ですって!そもそもお前相手にすらされてなかったんになんの上から目線やねん!バカか!クソか!うんこちんちんか!一生フラれ続けろ!

まぁカナロは大嫌いなんやが、カナロの妹のオトちゃんは好きやからば参っちゃうよなぁ!ってかオトちゃん久々に観たらちょっとだけ大人っぽくなっていたよね!背も伸びた?ぺろぺろ、うん!マシンボーイの本作の本命は実はヨドンナ様よりもオトちゃんよねぇ……誰がロリコンやねん!
リュウソウジャーならもちろんアスナちゃんも好きやが、本作ではアスナちゃんの怪力が大人しめなんは残念……

逆にキラメイジャーはようやくヨドンナ様を見直したわけやが、ヒーロー側のヒロイン達に相変わらずあまり興味が無くてね、唯一グリーンのふとももだけは好きやったわけやが……くぅ!本作では謎に婦警さんコスプレシーンが多いんやがいつもの陸上のユニフォームと違って全然ふとももがフューチャーされないガッカリ感!
あとカントクマイナソーに抜擢される青春映画パートのヒロインが青い梅干しみたいな顔のあのブスやからばね!まぢとても観ていられねぇレベルでやべぇ……

しかしね、その青春映画もなんやが、まぢカントクマイナソーが撮りたいと熟考した作品を、そんなもんは求めてない!つってヨドンナプロデューサーの圧政によりとことんまで叩き潰し、監督の色を塗りつぶす展開にはね……スンスン
例えばデヴィッド・リンチが「デューン/砂の惑星」の際にスタジオ側に最終的な決定権を奪われた為に満足な作品を撮れなかった、と後日語っているように、映画制作の際には時折おこる、作品の善し悪しを求める作家側と利益を求めるスタジオ側とのぶつかり合いみたいなものを、ちびっこがメインターゲットであるスーパー戦隊映画で描いているんはおもしれぇなぁ!って観ていたよ

うん、リュウソウジャーもキラメイジャーもさほど真剣に観ていなかったマシンボーイもなかなか楽しめる作品やったからば特撮ファンには文句無しにオススメやし、ヨドンナ様の悪女っぷりにドM豚野郎ちゃん達にももちろんオススメなんやが
歴史的大ヒット作「カメラを止めるな」や、マシンボーイ的胸糞うんこちんちん映画「エキストランド」、今年のヒット作「サマーフィルムにのって」等、映画撮影の裏側映画が数多く作られる中、本作もなかなかクオリティの高い映画撮影映画やったからば映画好きの皆もぜひ観てくれよね!オススメ〜

最後にリュウソウジャーにういちゃん役で出演していた金城茉奈さんが昨年24歳の若さで亡くなっていたことを今更ながら知りました……、病死だそうです、「二度目の夏、二度と会えない君」の陰気なドラム女子役などでも輝いている女優さんでマシンボーイはリュウソウジャーに出るって知った時もめちゃ嬉しかっただけにとても残念です、明るくて元気なういちゃん……ご冥福をお祈りします