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ノトーリアス・B.I.G. 伝えたいことの440のレビュー・感想・評価

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24歳の若さで銃弾に倒れたアーティスト クリストファーのドキュメンタリー。

ノートリアスB.I.Gと言えば、学生の頃1stアルバムがBillboardチャートの上位に入り、それまでBoys Ⅱ MenやRケリーなどR&Bが席巻していた所に突如現れたラッパーというイメージ。

最初は良さが分からなかったけど、友人から「Ready to Die」のCDを借りて歌詞を知ったらとてもドラマチックで興味が湧いた。
詩の内容は重めなんだけど、自然と体を動かしたくなる心地良さやカッコ良い音の作りからも他のアーティストとは違う魅力を感じた。

パフダディとの関係や2パックとの確執などなんとなくは知ってましたが、撃たれたニュースを聞いた時の衝撃は今でも忘れられない。

どんな人だったのか詳しくは知らなかったので、このドキュメンタリーはとても興味深い内容でした。

幼い頃から自分で曲を作り、lylicやrhymeに触れていたんだなぁ。
やっぱりセンスだけじゃない人だった。
学校を中退し、薬の売人をするなど道を逸れても軌道修正してくれるのは音楽。

ジャマイカ音楽もルーツだったり、ジャズミュージシャンや素晴らしい仲間との出会いなどやっぱり偶然とは思えない物語が彼を作り上げていた事が分かる。

もし亡くなっていなかったら、どんな音楽を聴かせてくれたのかを考えると残念で仕方ない。
今日はこの流れで「LAコールドケース」を鑑賞しようと思います。
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