スマホ時代の中年のドラマ。30分😭もっと見たい😭と思いつつも30分の中にグッとくるドラマがさりげなくいくつもあるところが何分の作品だろうと山下さんだなぁ。「リアリズムの宿」、尾野真千子の存在感しか印象に残ってないから見直さねば。撮影が近藤さんじゃなくてしょんぼりしたけど「協力」のところにお名前を確認してうれしい。
“コロナ禍の”現代を舞台にしていて、そういう作品を見たのははじめてだったのだけど、マスクの扱いが興味深かった。コロナ以降、現代を舞台にするなら役者はマスクをしていないと不自然なのかな、と思っていたのだけど、作中では彼らは歩いている時とかはマスクしていて、仲間内で集まった瞬間にみんな一斉に外す。マスクを外すのは「内輪」の始まる合図。だから、意外にマスクしてない状態で物語は進む。“仲間内で集まる”という状態は当事者としては「孤」から他者と接続する、外に開かれる行為であるけれど、部外者の視点から見ると内に閉じる状態だったんだな、ということをマスクというやむを得ず登場した道具に気づかされる。
