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ブラックボックス:音声分析捜査のryoのネタバレレビュー・内容・結末

1.3

このレビューはネタバレを含みます

(あんた音声分析官ならちゃんと音声解析してよ…)

音声分析と聞いてまず思い浮かんだのは鈴木松美先生でした。きっと波形とにらめっこして「これは〇〇の音だ…」とか1つ1つ機内で起きていたことを確定させていくのだと思ったのに。なんですかあの陰謀論は?!
いや、データが一部切り取られているのだとしたら、つなぎ目の波形がおかしいとかそういう物的証拠をちゃんと見せないと誰にも理解されないでしょ?
おまけに理解されないからといって上司の家に不法侵入したり物に当たったりする始末。これはいただけません。

音声から読み解ける事実から、ありえない選択肢を潰していった結果として出てきた結論ならば納得できます。しかし、今回は端から陰謀説推し。その説を強固にするための証拠ばかり集めてしまっています。完全に確証バイアス。
結果的に陰謀論は正しかったわけですが、そこにもひねりが全く無さすぎてお話的に面白みがありませんでした。

ていうか上司はブラックボックスのデータ改ざんに成功したのになんで消されたんですかね。あと主人公に向けてビデオレター撮って池に隠してる暇あるなら自分の手でネットに上げれば良いのでは…???


これはもう擁護しようがないくらい色んなところが雑で、エンドロール後に頭を抱えてしまいました。
鑑賞後にこんな気持ちになったの久しぶりです。
本当にありがとう。
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