※良かったところを書いてなかった。
書き直し。
いいね👍くれてた方々すみません。
ノイズキャンセラー付きイヤホンを愛用し、航空関連の"音"に纏わる事象を検証するマチュー。ヨーロピアン航空800型機墜落事故の解明を依頼されるが、二重三重の障壁あり、不法侵入、妻のPCへも侵入、キチガイ扱い受けつつ、真実を突き止めるか…!?
機内から始まるこの物語。コックピット映像から通路を後方に下がって行って、ボイスレコーダーに到達するまでワンカット。そこで事故が起こる。
全体的に全てを大事に映していくので、ちょっと長く感じなくもない。しかし全てを犠牲にする可能性も孕み、マチューの聴覚が絶対的で圧倒的かどうかを疑うのには必要な時間感覚ともとれる。そこがこの長さの計算なのかもしれない。
種あかし映像をクライマックスに持ってくるあたりを演出過剰に感じてしまったのは、やはりちょっと長いなと思い始めた時間だったためか。
マチューのなかなかな勝手な捜査やりすぎ感は否めない。ほぼ犯罪なことやりながら真実に辿り着こうとする彼はまあ、変態なんだろうな。彼のそんなところが疎まれるのだろうな。
探求者たちが認められるからこそ情報操作が行われて、より真実が闇に葬られる。そこに適度なバランスが生まれることを願う。なかなか骨太な映画だった。フランス映画ってもっとふわふわかと思っていたけど最近凄くないか?