惜しい…。
散りばめる謎、ミスリード、人間関係など前半はワクワクさせてくれるのだが、いかんせん物語の畳みにかかるところで視聴者への投げっぷりが否めない。
主人公の過去の話は掘り下げも半端だし、周りの人間であるポロックや嫁との関係もあまり深堀りせず。
もしやお国柄なのかもしれないが、映画の中で全くキャラクター達の人間性に魅力が感じられない。登場人物全員クズか?
これがその分ブラックボックスを解き明かすことへ全振りされていれば面白いのだが、そういうわけでもなく。
前半は「ありそう」な展開なのでノンフィクションぽさもあって面白いのだが、後半はだんだんとご都合というか、特にオチの部分に向けて「まーたご都合展開」「作り話だよね」、となって醒めてしまう。
謎が分かったとして2回見たい映画ではない…、そう表現すれば分かりやすいだろうか。
しかし、主人公君コミュ障っぽいのに嫁は美人だしリア友はいるしどうなってんだ。