面白かった～。メーデー民が大好きなBEA（フランス航空事故調査局）のお話。自分がBEAで妻は機体の認証機関。その後に航空機メーカーに転職じゃ夫もつらかろう。
緊急避難の90秒ルールをクリアしたことで機体が認証されるシーンとか、回収されたボイスレコーダーを開くシーンとか興味深いシーン多数。しかし認証機関にいた人が航空機メーカーにヘッドハンティングなんて癒着にもほどがないか。実際にもあることなのかなあ。日本的には関係業界への天下り。一番ダメなやつ。
音声分析官の地道な分析が真相を暴く的なものかと思っていたら、そもそものボイステープの真偽があやういところから始まるのでちょっと肩透かし感あるも後半の盛り上がりが楽しかったので無問題。
ラストはいかにも映画的。でもそれだったらさああ（泣）。見てる側にカタルシスをくれよお。をんをん。
主人公は音が聞こえすぎる天才なんだけど自分にしか聞こえなくて周りが認めてくんないんじゃそりゃ「空耳」って言われるよなあ。
自動化が進むなかいろんなもんがハッキングされたら怖いと心底思う作品。
