「search」とか「the guilty」とか、限られた情報から真実を解き明かす！みたいな映画好きなので、Huluで観られるようになっていることを知ってすぐに観ました。
こういった1人の天才が、事件の分析に挑むと言う話は、得てして「考えすぎておかしくなってる」「迷走している」と思われてしまいがちで、ずっと主人公に寄り添って物語を観ている視聴者である我々もどこかでわずかにそう思っちゃう。から、奥さんであっても上司であってもそう思っちゃうのはしょうがないのかとおもった。実際マシューも奥さんのこと疑っちゃってたしね。
だからこそ、ポロックがマシューの才能を信じて、真実を託したことにグッときた。最後の切り札の隠し方も、その才能を信じていたからこそのやつでまたグッときた。
ただ、個人的には、本当に音だけで新たな真相を明らかにする！と言う話の方が好きなので、企業の思惑とかが絡んでくるところで若干、ほんのちょっとだけ冷めちゃった。分析するその大元のデータを改竄されちゃあどうしようもないじゃない。これ本当に好みの話であって、この映画はめちゃくちゃ面白くて素晴らしいと思います。
マシューがヘッドホンをはめたりする時に、マシューの耳に聞こえてるであろうズブズブッみたいな音もこちらに聞こえてたのがめっちゃ良かった。
