試写会にて鑑賞
演者で名前を知っているのは前田くんだけで、他は名前も聞いたことがありませんでした。
LGBTQの作品、邦画でするには中々ハードルが高くて演者が微妙だとチープで煽っているような作品になりかねないもの。
「ふつう」とは一体何なのか。を題材に誰にでもあるはずの悩みが2人のマイノリティな悩みに落とし込まれて進んでいく。
上映時間の長さも感じられず、演技が死ぬほど上手!と言うわけでもないが、高校生の、学校の空気感が1番生に感じられてとてもいい映画だった。
これをLGBTQの作品として捉えるのではなく、一種の悩みを克服していく若者同士の映画として捉えられるようになった時初めて、本当に皆が生きやすい世の中に変わるのではないかと思う。
原作は勿論素晴らしいと思うが、これを映像化した監督、並びに演者は本当に素晴らしいと思う。