試写会で鑑賞させて頂きました。
みんな違う、いろいろな人がいる、そしてそれは悪いことではない。
理解していると思っていても、それが自分の近くで無視できない人であった時、尊重した行動が取れるだろうか?
紗枝が水ヨーヨーを投げつけたシーンの行動は純を傷つけてしまう行動なのだけど、紗枝の行動と気持ちは責められない。
生き易くするために深く考えなくていいように、そこにあるのに無視してはいけないことまで無視してしまっている世界
みんな悪意がないのに人を傷つけてしまう。これってジェンダーの話に限らず、身近に本当によくあること。
自分自身がみんなに思われているほど単純でなく複雑だということは自分自身が知っているのに、他の人のことはラベルを一枚貼って終わりになっている。
ゲイを隠していたのは、自分を守るためでなく周りの人たちを守るため、周りの人が困らないようにするため、ということを紗枝が言った。
劇中、相談してくれればよかったのに、ということを言う意見もあったけど、この世界はそういう世界ではないということ。
まとまりのある感想が書けない。
いろんなことがこの映画には詰まっている。
とにかく伝えたいのは、
今、観るべき映画だと思う。
多くの人に観てもらいたい。
という事。