原作が小説サイトに掲載されていたときから知っている作品で、NHKによるドラマ化の後で映画化というのは少し危ないものも感じつつの鑑賞でしたが、原作へのリスペクトと邦画の見やすさが良いバランスで繋がった、非常に良い作品でした。
三浦さんを演じる山田杏奈の演技の自然さ、また脇を三浦透子、渡辺大知、磯村勇斗などなかなか豪華な俳優陣が固めていたこともあり、原作のリアリティが映画にしっかりと残されていました。
今回は東京国際映画祭での鑑賞でしたが、トークセッションでも監督の作品や題材へのリスペクトが感じられました。