ゲイもレズもストレートも言葉そのものには何も宿っていない。それは世の中を滑らかにするために人間が言葉というものを必要としたからそこに存在しているだけ。
あたしたちは言葉やカテゴリとして存在するそれに何かを見出す必要なんて全くなくて、目の前にいるその人に何を感じ、何を見出すのかということ。
思春期という沢山の間違いを積み重ねながら前へ進んでいく年齢の登場人物たちの足跡を追いながら、そんな当たり前でなければならないことを実感させられた映画でした。
山田杏奈ファンとしては、ど真ん中に爆速ストレートを投げ込む彼女を初めて見ることが出来てすごく嬉しかったです。
