かなりホラーな展開もあるが、妖怪以上に村八分や人間の恐さが際立っていた。
また、かなりのスプラッター要素もあるのでグロいの苦手な人は注意だし、性的部分で胸糞な展開もあるのでPG-12とあるが子供を連れて行く時には注意が必要である。
水木という人間側の主人公を上手く水木しげる先生と重ねているのは流石だった。
それゆえに戦争要素も含まれるので注意である。
勿論、原作を読んでない人でも楽しめるが、『鬼太郎誕生』や『総員玉砕せよ!』を読んでると更に楽しめると思う。
目玉おやじが目玉おやじの姿になる前の姿の物語であり、鬼太郎の出番は殆どないのでそれは期待しないほうがよいが、それでも主人公の人間の水木と鬼太郎の父はどちらも良いキャラクターになっており、鬼太郎の父のバトルシーンはとてもカッコ良くて見応えがあった。
最後のスタッフロールでの原作への繋げ方も良かったし、入場特典のイラストも2種類共に鑑賞後にみるととても感動できるものになっているので劇場特典が貰える間に是非観に行ってみてください。