小さい頃から見てきているゲゲゲの鬼太郎の誕生の物語そして鬼太郎が生まれる前の物語である。これは見ないわけにもいかない。まさかこの物語で泣くとは思ってなかった。
鬼太郎の父がカッコ良すぎる。声も好きやし1つ1つの言葉が自分に刺さる。久しぶりに心が揺さぶられた。水木と鬼太郎父の友情が最高であり義理堅いもので結ばれている。今と昔を比べるわけではないが、昔の方が義理堅くて男らしいのかなと感じた。
人間側の方がイカれていた。法というものがない村で一族そして村全体が倫理観のないことをしていた。まあ不死の薬とかなるものを開発できるとなればこうなるのは毎回映画ではお約束ではある。まあリアルでもそうだろうが。こういった一族のしきたりや儀式などほどめんどくさいものはないだろう。その家の人にとっては普通だろうが側から見たら異常な時もある。
後半になっていくにつれてボルテージが上がっていく。まさかあのような展開になるとは思ってなかった。また言うが鬼太郎の父がカッコ良すぎる。自分が知っている目玉おやじの状態になった経緯は水木がいう世界を見てみたくなった思いから今の状態になったのかなと考えた。最後のシーンで怨霊となったあの子が出てきた時は最高だったしそこで涙腺が緩んだ。
こういった原点回帰系の映画を見るとこれからのことやこの直後の話を見てみたいなと思う。劇場でもらえるポストカードを見るとホッとした。この2人の物語も見てみたい。
2023年110本目