映画館の予告を観て気になってた。
そういえば、ノイタミナ「墓場鬼太郎」も観てたし…。
というわけで鑑賞！
あらすじ…
昭和31年、血液銀行に勤める水木は会社社長の命令により、龍賀一族に支配される村に足を踏み入れる。
そこで会った奇妙な男は鬼太郎の父だった…。
「ゲゲゲの鬼太郎」は子供頃からアニメを観ていて、妖怪達のオドロオドロしい雰囲気が大好きだった。
このお話しは鬼太郎の父、目玉親父の若い頃のお話しでした。
人里離れた、いかにも閉鎖的な村が古い映画を思わせて懐かしい感じ。
“犬神家の一族“や、”八つ墓村“と皆さん感想を書いてますが、そんな感じです。
正直なところ
鬼太郎のアニメだし、子供向けなんだろうなと舐めてました。
それが、最後は感動して泣いてしまった…。
もちろん私が鬼太郎に子供の頃からの思い入れがある事前提なんだけど。
どうして鬼太郎が誕生したのか…
あんな事があったなんて！！
水木の人物像が戦争を経た人間としてきちんと掘り下げて描かれています。
水木というキャラが水木しげる先生に重なるし、とても人間くさいキャラでした。
アニメにありがちなギャグシーンやキャラのサービスシーンもなく（風呂シーンはあり😁）、戦争による傷跡、社会問題も感じさせる。
いわゆる目玉の親父をヒーローみたいに扱う事なく、とてもリアルな人間関係を描いていました。
演じた関俊彦さん、木内秀信さんもアニメアニメした演技ではなく実写映画みたいなナチュラルな演技でとても良かった。
大人の鑑賞に耐えられるクオリティの作品を作ってくれて、”ぼくは敬意を表するッ”
「墓場鬼太郎」を読んだり観た人にはより感動が味わえると思います。
入場特典には膝から崩れ落ちました。
（見終わった後に開けよう！）
最後まで席は立たないでくださいね。
