このレビューはネタバレを含みます
久しぶりに面白かった！
・墓場の鬼太郎？
目玉親父がどう誕生して鬼太郎母はなんで死んだのかって話。
鬼太郎のママは妖怪と結婚した罪で囚われているんじゃなかった？
水木ってのはそこに出てくるキャラか？
・戦争
水木しげるといえば、従軍漫画家で有名ですよね。水木という名前といい戦争が彼の漫画で描かれている通りで誠実さを感じた。特に義務とか使命とか、任務とか崇高っぽい殺し文句は疑えって、逆に小学生にはちゃんと伝えたいことだなと思った。
・タバコ
風立ちぬでさんざん、文句いわれてもう表現として絶滅したかと思ったがバンバン吸っていて、逆に好感を持った。当時の価値観からすれば誰もタバコを吸わないっていうのは嘘っぽくなるからね。ただでさえ妖怪って嘘を描くんだからこうゆうところは外せないのがホラーなんですよ。
・お岩さん
かわいい、沢城さんなんかい！って思ったけど。
・弱者と強者
確かに日中、太平洋戦争って結局は劇的な構造改革で財閥が日本経済を牛耳っている破壊不可能な構造を敗戦によって都合のいいように作り変えて利潤を得た奴らは居たんだろうなと思った。
水木の気持ちはよくわかった。おれももし
日本が滅ぶぞ！って言われてもいいじゃねーかこんな碌でも無い国は滅んでいい！って思っちゃうな。ただそれは水木も俺も独身だからでゲゲ郎は、親だから守りたいって思ったんだろーね。
・犬神家の一族
多分、意識して作ったんでしょ？閉鎖的で独自の法律がまかり通る恐ろしい集落像っていまだになくならないし、未だに田舎にはありそうで怖いよね。
・戦闘シーン
なんか線がふにゃふにゃしてたけど、あれはわざと？最近の流行りの画法なんだろうか。
なんか、ちゃんとしたアニメ映画だった。クソみたいな最近のアニメとは一線を画していて感動した。
