ストーリー自体は既視感のあるストーリーが2つ3つ合わさったようなストーリー。ゲゲゲの鬼太郎は昔アニメでよく見ていた程度で鑑賞。
子供向けかなと思って観てたら、まぁまぁなシリアス展開。製作側の少しひねくれた性癖が入り込んだ作品で後で確認したらやはりPG12指定されてた。というかPG12じゃ足りないのでは。その部分が結構引っかかって気持ち悪かった。
まぁまぁ気持ち悪くて子供に見せられないようなストーリーと勧善懲悪的なラスボスとで、どっちに振っているのか分からなくて少し作品としてぼやけているイメージ。
終盤は梶井基次郎の「桜の樹の下には」みたいな世界が表現されていた。
美しさであったり富んでいたりする裏には無数の悲劇的な何かが必ずあるみたいな世界観。戦後の日本の急成長を揶揄したような縮図。
ただ何と言っても1番は登場人物のキャラが立ってて、かっこよかったのがこの映画の一番の魅力だと思う。
なんか今作も新シリーズのアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」も含めて、感覚的な話だけど女性視点からみた萌えが入っているような気がする。
