映画で観る鬼太郎は色々トラウマがあるのであまり期待しないでいたし、正直スルーするつもりでいた。だが、観た人が挙って褒めているのを聴いていたし、時間も偶々あったので観る事にした。
一応50代のオタク系おっさんとしては、水木しげる先生の洗礼をばっちり受けている。墓場の鬼太郎の第一話も当然の事読んでいるので、この作品がその前の話と聞いて「え?大丈夫?」と思っていた。
横溝正史の「犬神家の一族」の雰囲気で進むこの話。村のドロドロした何かが鬼太郎の世界観にマッチしていていい。アクションについては何の期待もしていなかったが、丁寧に描かれていて、手に汗握った。アニメとして良作。
そして墓場の鬼太郎の第一話にちゃんと繋がっていく伏線回収は見事。ちょっと力技感もあったけど、満足させていただきました。
最後の黒幕がわかった時の嫌悪感は最悪(褒めてます)。