近年のTVシリーズは全然チェックしてない鬼太郎弱者ですが、SNSでの熱量から（これと「トットちゃん」は）無視するわけにはいかないのかなぁ〜、と思い劇場へ。
予備知識の乏しさは特に問題なかったのですが、正直アニメーションとしては中盤のバトルシーンを除きやや平板に感じられたり、諸々の解決手段は（超能力）に頼りがちな点など、「諸手を挙げて大絶賛！ 年間ベスト入り確定！」…程のテンションにはなれませんでした…が！
多くの方が挙げている「犬神家の一族」を強く彷彿させる怪奇ミステリー色の味わい。そして今の時代で・水木しげる作品で、この「戦争体験」「戦後日本」に対する、逃げのない向き合い方と描写。この二点の堂々とした“構え”が見事でした。
…もっと「横溝正史エッセンスが〜」とか言ってみたいんだけど、残念ながら日本古典ミステリー弱者でもあるので…「犬神家」も10年くらい前に一回観たっきりなので…とりあえず金田一の有名どころ、観て（読んで）みたくなりました！
