スクリーン2番

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎のスクリーン2番のネタバレレビュー・内容・結末

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ここからどうやって「墓場鬼太郎」の第1話に繋がるんだ?と思いつつエンドロールへ。なるほどね〜。確かにゲゲゲの謎が明かされてた。
前半は「犬神家の一族」的な展開。去年公開の「ミステリと言う勿れ」の劇場版も似たような導入だったね。犬神家はYouTubeで一時期無料公開されてたし、何だか犬神家な1年だったかもしれない。
ただ「ミステリと言う勿れ」も「ゲ謎」も前半は犬神家っぽいお話から徐々にオリジナルかつ予想だにしない展開へと転がっていくのが両者の面白い所。掴みから中盤、そして風呂敷の畳み方。最近の映画は凝ってるなァ。
かなりボリューミー。アニメ映画って90分とか短めのが多いかなって印象だけど、今作はちゃんと映画を1本観た!って満足感がちゃんと残って良かった。程々の眼の疲労感が気持ちいい。

原作の「水木」は血液銀行の社員ではあるものの戦争帰還兵である描写は無かった。耳も欠けてないし、瞼に傷もないし。
でも作者の水木しげる先生は帰還兵。そこら辺を上手い具合にブレンドした良改変?ってやつ?
ゲゲゲの鬼太郎第6期のオリジナルオリジンとして楽しめた。
鳥取の水木しげるロードに久々に行きたくなってしまったな。
亡者はCRAZY 底なしの感じ。。。