令和の今、鬼太郎ワールドをここまで広げてきたのか…！という感動で胸がいっぱいです。
時代と共に妖怪は姿を変えるもの。この大前提があるからこそ、現代風に水木しげるの世界をアレンジしても、違和感が生まれない。これはねずみ男や猫娘のデザインが象徴してくれていますが、旧作ファンも、新規のファンも納得の完成度だったと思いました。
Mとは何か？妻はどこか？犯人は誰か？主人公コンビはどうなっていくのか？と幾重にも張り巡らされた謎で最後まで引っ張り、今作が墓場鬼太郎の前にあったとしても矛盾のない作りとなっている。横溝正史の金田一耕助もビックリのおどろおどろしい舞台設定も素晴らしい効果を上げていたと思います。人を呪わば穴二つとも言いますが、因果応報という言葉がピッタリな作品でした。
東映アニメーションもこんな大人向けの作品を作るんだ、と度肝を抜かれた感じもしました。
鬼滅、呪術、幽白といい、アニメの世界のホラーはヒット作をよく飛ばしますね。
本当に感動しました。ありがとうございました！
