このレビューはネタバレを含みます
なんだろ…面白くないわけではないけど、面白いわけでも無い作品だった。
ただ、戦争の残り香であったり、昭和の混沌を描けるこの鬼太郎シリーズの特権みたいなものを生かしている所は良いなぁと思いました。
逆に言うと、もうその水木先生の世界観におんぶにだっこだったりもするわけで。そこが強さであり弱さの作品だなぁ…と。
これ、続編というか、ゲゲ郎が何故あんなに強いのかとか、奥さんとのなれそめとか、奥さんがなんで人間界に溶け込んでいたのか、溶け込めたのか、みたいなところを描くスピンオフは作るべきだし見たいなぁと思いましたね。
逆に言うとそこが気になってあんまりライド出来なかった部分もあるので。
個人的に、どこか萌えなタッチのキャラデザ(特に女性ていうか猫娘)が世界観に合ってない…と思ってしまった。
浦沢直樹先生の漫勉neoの水木しげる先生特集を観たけど、やっぱあのタッチを動画にすることはむずかしそうだなぁ…とは思った…けど、いつかAIの技術などを利用して、あの水木タッチのアニメが実現するといいなぁ…と思いましたね。
この作品を観終わってから、もしくは観る前に、電気グルーヴが主題歌の鬼太郎のアニメを見ると相互作用でより楽しめると思います。
後で書く。