⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎のらんでぃのネタバレレビュー・内容・結末

昭和31年、哭倉村へやってきたサラリーマン水木と、行方不明になった妻を探しにきたゲゲ郎の二人が怪事件に巻き込まれていく。

昭和の雰囲気、ヤバい村の風習、田舎の風景、妖怪、いいですね。全部好き。
評判通り面白かった！巷で言われている腐女子向けなんて事は全然なくて、単純に面白いバディもの。ミステリーとオカルトホラーをうまく混ぜ合わせた脚本がお見事。
どうせこの女が犯人でしょ、いやでもゲゲ郎がこう言うって事は違うのかな、からのやっぱりこの女が犯人だったー、だけど黒幕はまた別にっていう組み立て方がとても綺麗。
しかしこの黒幕のゲスいこと。ここまでゲスい敵キャラも久しぶりに見たなってレベル。こいつのせいで全体的に話が重すぎるわ。救われないキャラが多かったけどこういうシビアな話は今の時代新鮮だった。これは小さい子供には見せられないね。
ラストは墓場鬼太郎に繋がる感じなのかな？ちょっと無理矢理な気もするけど鬼太郎シリーズに適合性求めてもしょうがないから全然おっけー。
またこういう雰囲気の鬼太郎映画が公開されるなら次はちゃんと劇場まで行きたいなと思わされるような一本でした。