水木しげる先生とは異なり両腕はあるものの恐らくは水木しげる先生と鬼太郎のお父さんのお話。
水木しげる先生に対する追悼の意を込めて創られたんだろうなと思わせる雰囲気だった。
昨今のヒーロー懸かった鬼太郎の世界観とも違うし、初期のおどろおどろしい鬼太郎に対するリスペクトも感じるけどそれともやはり違うので、時代も有りギリギリを攻めたんだろうなと思う。
ただ描いてるのは水木しげる先生が描いていたようにどこまでも醜い人間の欲とそれに相反するかのように確かに在る人間の持つ希望であったかのように思う。
何もかも規制されてしまう昨今の表現だけど、水木しげる先生の本来の作品やまんが日本昔ばなし、初期のルパン三世、北斗の拳など・・・再放送されなくなってしまったもののそれぞれが描いていたものには大切なものがあったはずで、出来る事なら後世にしっかりと遺っていって欲しいものである。
そして出来ることなら規制せずに後の世でも“子供達”に見て欲しい。