なだ

ただ空高く舞えのなだのレビュー・感想・評価

ただ空高く舞え(2020年製作の映画)
4.3
空にも貧富の差があったなんて…

貧しい者は飛行機も利用出来ない差別。既存の航空会社は高級なサービスで運賃を高価にする。

お金が足りなくて飛行機に乗れず父の死に目に会えなかった男が立ち上げたインド初の格安航空会社エア・デカン。
冒頭の初フライトでエンジンから火を出した事故は実際の話らしい。

ジャズ航空トップの嫌がらせがエグい(脚色含むのかな)
マーラン(スーリヤ)は何回失意のどん底に落とされるのか…

庶民を空に上げるのは尚も残るカースト制度を打ち破る意味も含まれている気がする。

パン屋で起業したパン顔の妻が凹む夫を励ますシーンが対等なパートナーとして素敵なシーンでした。

主演のスーリヤも強靭な意志力を持った演技が良かったし、パン顔の妻は「響け!情熱のムリダンガム」の恋人役アパルナー・バーラムラリ。ハッキリとした意思の強さが役柄と合ってました。

音楽は「響け!情熱のムリダンガム」主演ピーター役のG・V・プラカーシュ・クマール
なだ

なだ