花とみつばち

ブーメランのようにの花とみつばちのレビュー・感想・評価

ブーメランのように(1976年製作の映画)
4.0
ジョゼ・ジョヴァンニ脚本、アラン・ドロン主演。
アラン・ドロンが父親役、ジャック。
彼なりの猛烈な父性愛。
17 歳の息子が薬物のパーティーで朦朧とした中、光が恐ろしくて警官に銃を向け誤って殺害してしまう。
息子はエディ。
父親のジャックは元ギャングで過去があった。
息子エディには普通の暮らしがして欲しくて、がむしゃらに自身を更正した父親。だが、ギャングの息子が未成年で事件を起こしたと世間や法は冷たい。
頭を悩ます父親役のドロンの表情が上手い。こちらまで辛くなって来る。

息子も父親も追い詰めら、してはいけない方法を父親ジャックは実行してしまう。

心が急かされ、何とか息子を助けたいと願うドロンの姿が苦しくなる程だった。
薬物の売人を恨み、息子が事件を起こす過程を必死で顧みるが、息子を助け出せない。
結局親子で起こってしまった事件を受け入れる事ができなかったのだ…。
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