魔女と魔術結社のいわくつきの桜の伝説が残る町。
父の病気に悲しむ少女フェイスは、ある時部活顧問のミステリアスな女コーチから声をかけられる……。
アイルランドのホラー映画。
結論から言うと、個人的にはヴィジュアル・演出面でかなり好み！
魔術媒体となるムカデや、セクシャルで残忍な儀式のこれでもかというおどろおどろしさ、大盤振る舞いなだけあってかなり“見せ”の上手いゴア、デモーニッシュな描写等に、何のカッコつけもなく照れもないというか、正々堂々ゴア・グロ・魔術・ホラー映画としての鉄板をいく力強さに心を掴まれた。
これらの描写には私は凄まじい美しささえ感じたが、露骨な性描写やムカデやグロが苦手な人はおそらくかなりキツいかも。
話の展開的には
「えっ結局最後そこからのアドバイスなの……？」
みたいな変な驚きがあり、そこまで謎解きだとか人間ドラマで見せるストーリー重視ものではないが、女性間の人間関係にちょこちょこリアルなシーンがあるのが印象に残った。
“一軍ギャルからはダサ扱いされているが、陰キャグループでもないロックファッションの女子”というスクールカーストポジションの主人公の立ち位置も好き。
