色んなものから逃げ続けた先ってどうなるんだろうと妙に引っかかって見なくてはならない気持ちに駆られて映画館へ。冒頭から北海道へ場面が移るまでは、パターンが読めて飽きそうになりました。ただ、お母さんの宗教の話は妙にリアルで、私も同じ立場になったら逃げたい気持ちになるかもと思いました。お父さんがなんだかんだ主人公が元の生活に戻れるようにアドバイスしているシーンを見たときに、確かに自分の生活で何かから逃げようとしたときに毎回誰かしらがお節介ではあるが手を差し伸べてくれたり、叱ってくれた事と突然リンクしました。中尾くんの北海道での別れ際の笑みが妙に頭に残っていて、監督が言っていた「中尾くん性格悪いよね?笑」が説得力を増しました。
