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そして僕は途方に暮れるのごはんのレビュー・感想・評価

そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)
5.0
見事、途方に暮れさせられたなって作品。
年末年始にかけての話なので、その辺りに鑑賞するといいかも。
ここまでのある意味行動力あるダメ人間ではないけど、自分も嫌なことなど、後回し癖あるので見ていて非常にツラかった…
本作をみてクズすぎて笑える人羨ましい…

逃げると決めたら逃げまくるしかない!
自分も就職とかそう言うとから逃げる!逃げるからにはとことんクズになって逃げてやる!!と思ってた時期があったけど、あっという間に現実見てコレ逃げ切れないじゃん…ってなったので主人公はなかなか逃げ切っている方ではある気がする。

妙に有弁?饒舌に理由と言うか言い訳とかを話すのが見ててやたらと虚しい気持ちにさせる。

「先輩リスペクトな後輩」
純粋にマジでリスペクトなのか、本質わかった上でおもちゃにしているのかわからないけど、
気持ちを妙に上げてくる後輩が非常に悪質…

「優しい周りの人たち」
なんだかんだで受け止めてくれる周りの人たち優しいなぁと。とはいえそれ故に結末は途方に暮れる…

「父との格の違い」
主人公は追ってくるものを確認するように何度も振り返りながら逃げていくけど、父は振り返ることなく潔く逃げていく姿が、ダメ人間の格の違いを見せつけてくれる気がする。



思い当たる節あるとグサッと来るものがあるかも知れないけど、そんな人こそこれをきっかけに自分のお尻に火をつけてもらいたい気もする作品でした。
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