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隊長ブーリバのstanleyk2001のレビュー・感想・評価

隊長ブーリバ(1962年製作の映画)
3.7
「隊長ブーリバ」Taras Bulba (1962)

ロシアの文豪ゴーゴリの小説「タラス・ブーリバ」をハリウッドが映画化。観てみたらなんとウクライナが舞台だった。

ウクライナに元々住むコサックは騎馬での戦いを得意とする集団。当時の大国ポーランドに利用され土地を奪われる。

「隊長ブーリバ」はコサックがポーランドからステップ(平原)を取り返すまでの歴史映画。

ポーランドの領主の娘とブーリバの息子の悲恋。そして娘のためにコサックを裏切った息子とブーリバの対立。大騎馬軍団の闘い。大変盛りだくさんのスペクタクルだった。

ハリウッドが作った映画だからウクライナとコサックの悲劇もどこか通り一遍だけど昔からトルコやポーランドやロシアに奪い合いされてきた土地なんだなということは分かった。

ユル・ブリンナーがブーリバを演じる。堂々たる体躯、朗々とした発声は正にコサックの勇者。ちょっと「王様と私」の王様と似ている。

大平原に繰り広げられる騎馬軍団のスケールの大きさ。CGなしの迫力だ。

コサックダンスもボルシチもウクライナ生まれなのだそうだ。私の持ってる「ロシア」のイメージはウクライナを含んでいたのだな。だが今はウクライナはロシアの一部では無い事を知っている。
#ЯпротивВойны
#StoptheRussianinvasion
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