西東京

拳銃無宿の西東京のレビュー・感想・評価

拳銃無宿(1947年製作の映画)
3.5
家族を持ち平和で安定した生活は、西部の中では人殺しより難しい。そして退屈。銃を持たないジョン・ウェインは映画を停滞させ、牛泥棒の横取りや酒場の喧嘩で途端に面白くなることがそれを証明している。農家になりかけたものの復讐を誓って黒い服を着込んだジョン・ウェインのカッコよさ。やはり彼はこうでないといけない、と物語の意志に反して強く感じさせる。しかし結局は銃撃戦にならず、彼はのどかな一軒家がある山の方へ、画面奥へと敬虔なクウェート教家族に引き込まれていく。さようならアウトロー。
横並びで2人が会話するショットだったり、のっぺりした立体感のない画が多く撮影は残念。アクションは迫力があった。
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