StormHunter

ノーカントリーのStormHunterのレビュー・感想・評価

ノーカントリー(2007年製作の映画)
3.8
wowowです。
・あらすじ
狩りをしていたルウェリンは、死体の山に囲まれた大量のヘロインと200万ドルの大金を発見する。危険なにおいを感じ取りながらも金を持ち去った彼は、謎の殺し屋シガーに追われることになる。事態を察知した保安官ベルは、2人の行方を追い始めるが…。

ハビエル・バルデムが圧倒的でした。
この世で最も遭遇したくない男、殺し屋シガーを怪演していました。
ガチでどこまでも追ってくる。
手口も独特で掴みどころがなく、殺し屋なのに殺気を感じない…🙀
そんなん反則や!狙われたら詰みやんけ。

結論、ヤバいカネをゲットして逃げても安寧は得られないということ。そんな事をするからサノスにされるんです。ジョシュ・ブローリンも今回で分かったでしょう。

何気に良かったのが、タイトルです。
邦題は致命的なミスですが、原題が凄く良いです。
ルウェリンとシガーだけを軸にして見ると、"No Country for Old Men"っぽい内容じゃないんですよね〜。
2人が軸なら、タイトルは"Cigar"とかになってそう。
なのに今作はこのタイトルがしっくり来ています。そう思うのは保安官ベルの存在が活きているからでしょう。
理解できない、手に負えないような犯罪が起こる街になってしまったという諦めの境地のようなものが、ベルからは感じられました。まさにタイトルの通り。

そんな哲学的な部分もあって、自分は結構面白い映画だと思いました。
気になった方は是非👍
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