このレビューはネタバレを含みます
疲れた。R-15。
はじめから終わりまでずーっと殺人。
無差別殺人だから約2時間の間に何人死んだかわからない。犬まで殺されてた。
劇中、BGMが一切かからないという私の嫌いな演出。淡々と進むストーリー。
眠い。この先に何かあるのかもと耐えて見続けた。
ラスト30分に言いたいことが凝縮されていた。
バランスが悪い。
「20年前に将来の若者は緑の髪に鼻にピアスだと言っても誰も信じなかっただろう」
あたりの会話に、 お堅いアカデミー会員が2008年作品賞に選んだ背景がみえた気がした。
麻薬に金、何の意味があるのだろうって。
NO COUNTRY FOR OLD MANである。
大多数との「価値観」の違う者は、異常者と呼ばれる。
トミーリージョーンズ演じる保安官は「いや普通の人間だ」とそれを否定した。製作側の意図はこっちが強い気がする。
とりあえずオススメはしない映画だけど、観たいなら止めはしません。