Tai

ノーカントリーのTaiのレビュー・感想・評価

ノーカントリー(2007年製作の映画)
4.0
この3人の顔でアシュラマン作れそうですよね(ジャケットの話)

ここ連日Netflixをつけると真っ先に表示されていた本作。どんだけオススメなんだと鑑賞です(`・ω・´)ᕤ

偶然に闇取引用の大金を手にしてしまった男と、それを追う殺し屋と、さらにそれを追う保安官のお話です。
いたって単純な構図なのですが、演出による恐怖が作品全体に蔓延っていて、なんとも注視せざるを得ない魅力ある作品でしたね!

もう、この殺し屋さんのシガーさんが恐ろしい‼︎
手当たり次第武器として殺人しちゃう系おじさんなんですよ。
両手に付けられた手錠でやっちゃうとか、警察はあえて凶器を与えたことになっちゃいますよねという常識外れの殺意でした(゚o゚;;
また、過激すぎる殺人鬼なのに、言動は静かという不気味the王道な感じが恐ろしさ倍増…

観ていて何回か「あ、ジョジョっぽいな〜」なんて思ったんですよね。
人物の雰囲気とか、画の構図とか、台詞とか…
調べてみると作者の荒木飛呂彦が選ぶホラーBest20に本作が選ばれているぅ‼︎
本作は2007年の作品なんでジョジョに直接影響は与えていないでしょうが、作者の世代的にコーエン兄弟の過去作品に影響を受けていたりするのかなーなんて想像してました。
シガーがスタント使って襲ってくるとかハマり役すぎる 笑


追う側にインパクト大ですが、追われる側もかなり創意工夫で逃げに逃げます。そのやりとりが、作品をより盛り上げてます◎
そして、ナレーション兼2人を追う保安官が全てをまとめるという、3人のバランスが非常に良い作品でした(о´∀`о)b
日本の治安が、この保安官の呟きのような世界になりませんように…
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