いやあ、面白かったーーー。
ストーリーも画面もすっきりシンプルで見やすい。脚本、脚色が秀逸なのだと思う。
全てをあからさまには見せず、ぶつっと画面切り替えてあとはこちら側に想像を委ねる演出が絶妙。
それでいて登場人物たちがこってり濃厚なので、そこが良い塩梅でほんとうに面白かった。
兎にも角にもアントン・シガーの強烈さよね。あれは一気に引き込まれる。
こやつ、絶対あかんやつだ……と必ずなる。冒頭のあの顔が、まあ振り切ってて素晴らしい。
ほかにも所々お話が通じないというか、不審に思うコミュニケーションの取り方が一層サイコパスさを感じてイイネポイントでした。
目を見て会話してるのに、「お前は俺を見たか?」て、こわーーーーー!!
台詞回しも上手いです。
一点、殺し屋は皆ミルクが好きなのかな。レオンを思い出したよ。