イェンセン監督、デンマーク出身だけあってかマッツ・ミケルセンとの組み合わせが増えてきたね。
ただ『悪党に粛清を』みたいに、やや盛り上がりに欠ける脚本にならないか少し心配でした。
いやあ、そんな心配を吹き飛ばしてくれるような予想以上にいい映画だった。
ワイルドマッツ with 理系の天才(変人?)3人組。
観るまで気が付かなかったけど、そのうち1人はニコライ・リー・コスじゃないか!特捜部Qのカールとは全然違うキャラですが、相変わらずいい演技されてます。
先入観としては、ジャケットがマッツを強調してるせいか、他の3人の存在感がやや薄いイメージを受けた本作。
いやいやとんでもない、蓋を開けてみたら皆それぞれに個性的なキャラが活かされてるし、見せ場も多々ある。
マッツ目当てで観たら良い意味で裏切られました。各キャラクターが濃いんだこれが笑
その登場人物たちが織り成すアクション以外の人間ドラマがすごく良いです。
シリアスなストーリーの中に笑える場面と心暖まる場面が盛り込まれてて、個人的には大満足。