和製ファイトクラブ
どうやら「ファイトクラブ」をオマージュしているという話を聞いて、興味本位で見てみたら想像以上に「ファイトクラブ」していてビックリ。
人生に対してモラトリアムを感じる男が秘密サークルに入ることで、ヤバい事件に関わっていく展開もまんま「ファイトクラブ」だったし、違うところと言ったら主人公に多重人格設定が無いところぐらいかな。
ただ、つい最近まで大学生やってた身としては、今作の主人公の抱えるモラトリアムには「ファイトクラブ」以上に共感出来たし、詩的な台詞回しに関しても、自分は少なくとも作品が持つ独特な雰囲気に合わさって好きにはなれた。
それだけに、あまりにも「ファイトクラブ」を意識しすぎて、コピペの域を越えきれておらず、どうしても内容を薄く感じてしまったのが残念。凡作。