主人公を含め総ての登場人物が生きた人間ではなく、ただ与えられた台詞を喋るだけの役割を演じる人にしか思えず。
故に、物語は滞りなく進行するがとても平板に見える、と。
そのハナシ、実は先にもこのような形で触れていたんですがね、とか、今名前が挙がった山田さんとはこの人ですよ、みたいな回想とも言えないショートリプレイを都度に挿み観客を迷子にさせない仕様と、感情を誘導するような劇伴が過剰も過剰。
もっと観るものを信じて自由にさせてくれてもいいんやで、と思いましたかね、と。
或いは俺はまだコテコテの時代劇を楽しむ素地が出来ていなのかもだ。
