いずんだ

仕掛人・藤枝梅安のいずんだのレビュー・感想・評価

仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)
2.0
藤沢周平好き、原作未読の池波正太郎初心者のレビューです。

江戸時代という背景と登場人物が武士ではないという理由からか、人物のほとんどが仁義や感情で行動するというよりも性欲によって行動してるんじゃないかという印象を受けた。

仕掛人、割と近所にいっぱいいる。
梅安先生の攻撃は地味、性欲をしっかり見せてくるので行動にスケベ心を感じてしまい、あまり魅力的なキャラクターに見えなかった。
女将の天海祐希、演技やっぱり上手い。感情移入させるならこのキャラクターなので深掘りしないのは惜しいと思った。
彦次郎の毒矢攻撃、結構強力。石川と刺客が揉み合ってる際に吹き矢吹くタイミングを迷ってるシーンが挟まれたので笑ってしまった。
菅野美穂の無駄遣い感あった。

唐突かつ必要なのか疑問に残る濡れ場が多く辟易。全体的に爽やかな印象はない。色気ある濡れ場ならまだしも無理やりのシーンがスクリーンに流れるので、その辺はふすま越しとか画面の暗転でも時代劇見に来る層なら汲み取れるのでは。
食事のシーンは美味そうではあるが、こちらも視聴中にひっかかるほど多かった。
2作目が気になるかと言われるとそんなに…。
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