ふづち

I ~人に生まれて~/人として生まれるのふづちのレビュー・感想・評価

2.0
●I 人に生まれて(2021年台湾。リー・リンウェイ)

【レビュー】
いろいろとツッコミどころが多くて,脚本が甘い。
インターセックスである人間を,本人の意思を無視して勝手に性転換してしまうという重たい話。
重たさを重視させるのであれば,もっとしっかりと「固める」という必要はあったと思う。
時代設定が2008年ということではあるんだが,いつの時代の話?というようなことも出てくるし。

ほとんどのキャラクターにイライラしっぱなし。
そして,個人的にはラストがダメ。
ノンフィクション作であればまだしも。

【あらすじ】
ゲームが好きな14歳の少年シーナンは,ある日激しい腹痛に襲われ,トイレに駆け込むと尿が血のように赤く染まっていた。
両親がシーナンを病院に連れて行くと「性分化疾患」であることが判明する。
両親は本人に病気のことを伝えないまま,性転換手術を受けることを決めてしまう。
性自認は男性であるにも関わらず,女性として新しい街で生活しはじめるシーナンだったが……。

https://www.youtube.com/watch?v=dy62G0VZ4To
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