ユウト

I ~人に生まれて~/人として生まれるのユウトのレビュー・感想・評価

3.0
僕の中ではかなりの問題作的な内容。
この作品をどう読み解いていったらいいのか迷うが、
まあ人は信じられない生きものなので、親友でもバレたら困る秘密は絶対話さないこと、
と本作から学ぶ。

性分化疾患、
先天性両性具有は染色体で性別を決定する、
といった本作の判断は実際の医学であるものなのか。
本人の心を無視して無理矢理に性別を決定するのは、
映画としてか描きたかったのか
医学として当たり前のことなのか。

心と体の性別が違うので心の性別に体を変える、
という葛藤を古くは
ブライアン・デ・パルマ『殺しのドレス』から『リリーのすべて』や『Girl/ガール』などで観てきたが、
心は異性愛者の男子が女の子になったら、
精神は異性愛者で肉体はレズビアン?として描くのか期待したが、本作はそういう方向までは描いていなかった。
ラストシーンはハッピーエンドなのか、はてさて。
ユウト

ユウト