磨

幕が下りたら会いましょうの磨のレビュー・感想・評価

幕が下りたら会いましょう(2021年製作の映画)
3.3
妹の訃報に動揺する売れない劇作家を描いた人間ドラマ。
主演は松井玲奈。SKEでW松井と呼ばれ選抜総選挙で何度も選抜メンバーに選出されたのは今や昔、ずいぶん枯れた役をやるようになりました…。しかも結構味のある演技力(笑)

監督はこれが2本目の長編映画となる前田聖来(せいら)、1996年生まれ24歳の女性監督。元女優との事で、相棒や仮面ライダーなどのドラマ作品に出演しているらしい(相棒で調べたら、season13の10話、生田里保[藤井の恋人・故人]とあった。甲斐享ラストのseason、間違いなく観てるはずだが、知らん)

何の前知識も入れず観に行ったけど、序盤はテンポの良い「ドライブ・マイ・カー」のような感じで、結構いい感じだった。
ただその後はgdgd…、全体的に見ると、とにかく何がしたいのか分かりづらかった。94分の中にこれでもかと様々なエピソードを詰め込んでいる為か、どうも主眼がハッキリしない。
後で知ったけど、監督が様々な要素を切ることなく全部詰め込んだという事を知り、なるほど…と思った。良さげな感じだっただけになんとも惜しい。


最後まで観るとずるる‥と、ラーメンが食べたくなります。基本はレイトの時間帯で観ることが多い為、あの時間でラーメンというのはマズい。かなり悪質な映画だと思う(作品のせいじゃなく意志の問題だ笑)
磨