仙台在住の美術作家・青野文昭さんの制作風景を追ったドキュメンタリー。街や海岸などに捨てられた物の断片を拾い、その欠けた部分を「なおす」「復元する」ことをテーマにした青野さんに興味をおぼえた監督による…
>>続きを読む一度食べられた生活が、記憶となって吐き出される。元の生活からしたら捲れ出たタイルの床は未来だけど、タイルの床は青野さんにとっては結婚挨拶の時の緊張した過去を象徴している矛盾。
物はどの時点である人…
『二重のまち/交代地のうたを編む』との二本立て。青野文昭という現代美術家(とそれを手伝う妻)の創作過程を捉えたドキュメンタリー。浜辺に流れ着いた漂流物や瓦礫などを拾い集めて活動をしている。飄々として…
>>続きを読む痕跡の集積、再構成が作り上げる記憶、歴史。芸術家の男性が、自己表現、自分を他者に突きつけるというよりも使命感のようなものを持って突き動かされているように見えたのがよかった。署名というか、自分の文字を…
>>続きを読むドキュメンタリーの被写体が運転している車が曲がるカーブが、カメラのパンのように素晴らしいショットになっている偶然(流石に偶然と思いたい)は、流れ集めた写真が妻のアルバムであるという偶然に作為的でなく…
>>続きを読む美術家の青野文昭と妻を描いた作品なんだけど、恐ろしいぐらい2人の登場シーンが文脈的につながらない
もはや2つの別々のストーリーが展開されて、ある地点で交わり合う群像劇的な面白さはドキュメンタリーでも…