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Ribbonのkkbbrkのレビュー・感想・評価

Ribbon(2021年製作の映画)
3.8
『Ribbon』(2022)

コロナ禍の2020年。美大生のいつかは大学の卒業制作展が中止となり、1年かけて制作した作品を持ち帰ることに。様々な感情が渦巻いて何も手につかない彼女は、心配してくれる両親とも衝突してしまう。妹のまいもコロナに過剰反応し、普段は冷静な親友の平井も苛立ちを募らせている。そんな中、絵を描くことに夢中になるきっかけをくれた田中との再会や、平井との本音の衝突によって心を動かされたいつかは、自分の未来を切り開くため立ち上がる。(映画.comより引用)

「いちばんすきな花」の夜々の親との関係と近しいものもある。母親は紛れもなく悪気があってやってるわけではない、だからこそ娘は辛い。あと、誰かにとってのゴミ/大切なものも通ずるものがあるなー。

本作は3つ(厳密には4かな)展開があり、どのテーマもコロナと交じりつつ、バランスが取れていました。

のんが努力してきた結晶のような作品で、本当は感想に持ち込むのは御法度だとは思いつつ、素敵でした。

私は美術ではありませんが、大学生活とコロナ禍が運悪くバッティングし、いちばん良い時期が台無しになったので共感は強くありました。

p.s.渡辺大知に不審者をやらせたら右に出る者はいない。

2023-563
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