誰もがコロナ禍で苦しんだ2020年。
多くの卒業制作展が中止になったことを目の当たりにしたのんが、自身で企画・監督・脚本・主演までこなし作り上げたそうです。
1秒も逃すことなく画面のすみずみまでかわいかった。
アートディレクション的な目線で見てもとっても素敵な映像ばかり。
のん演じる′いつか′の感情にあわせてしゅるしゅるとリボンがたくさん舞う演出がなんとも可憐。
着てる服もどれもかわいい。
美大生にとって卒制が中止になるって、4年間が無かったことにされるようなもの。
やむを得ず、泣きながら自分の作品を壊している子のシーンは見ていて胸が痛かった。
自分も学生の頃グラフィックデザインの勉強をしていたので、いろいろ思い出すものがあったなあ。
悔しさに溢れる内容だったけど、最後は明るくさわやかな気持ちで終われる若さ溢れる映画だった!